HSPが派遣社員に向いてるってほんと?

HSP

「正社員として働いているけど、HSPで仕事がつらい」「向いている仕事なんてない気がする」といったお悩みはありませんか?

そんな方に向けて、派遣社員としての働き方をご紹介します。

この記事は次のような方におすすめ!
・正社員としての働き方がつらいHSPさん
・どんな仕事も向いていない気がするHSPさん
・派遣社員は気になるけど、やっぱり不安なHSPさん

HSPの筆者は、仕事がつらくて毎日行きたくないと思いながら出社していました。
派遣社員になってからは、行きたくないと思うことはなくなり、ノンストレスで生活できるようになりました。

「HSPさんは派遣が向いている」と言われる理由とは?

①マニュアル通りの作業

派遣は業務範囲がしっかり決められているので、基本的にマニュアル通りの作業です。
イレギュラーな事象や、難易度の高い作業は正社員が巻き取ることが多いので、かなり気持ちが楽です。(正社員の頃は、この巻き取りがしんどかった…)

決められたことだけを黙々とできる仕事がしたい!と思っていた私にはピッタリでした。

②責任が重すぎない

責任がないということではありませんが、正社員と比べると責任は重すぎません。

「自分でなんとかしなきゃ!」ということはなく、むしろ迷ったら正社員の判断を仰ぐことが基本です。責任感が強く、何もかも自分で担ってしまいがちなHSPさんにとっては、非常に働きやすいと思います。


③辞めるハードルが低い

派遣社員は更新のタイミングが大体3~6か月ごとにあるので、そのタイミングで「更新しない」と伝えるだけでOKです。
※もちろん逆も然りで、派遣先から契約を切られるリスクもあります。

“辞めたいけど言い出せなくてずるずる続けている” ”辞めたいと伝えたのに引きとめられている”といった、どうしようもない時間がないのがいいですよね。

働き出して初めて「なんか合わないかも…」と思うことはよくあります。環境に作用されやすいHSPさんにとって、辞めるハードルが低いのはとてもありがたいことです。

④定時で帰りやすい

業務規約にもよりますが、基本的に定時で帰れます。業務内容が決まっているので、突発的な業務や、定時で帰れないほどの業務が割り当てられることがほとんどありません。また、“当然定時で帰るもの”という共通認識があるので、速攻で帰ってもなんとも思われません。

「上司より先に帰るのは申し訳ない」「忙しそうだから一緒に残業して手伝おう」とか、気を遣いすぎて遅くまで残業してるHSPさんにおすすめ

⑤マルチタスクではない

突発的な業務が少なく、作業内容が決まっているので”あれもやってこれもやって”と追い込まれることが少ないです。


ひとつひとつの業務に、時間をかけて丁寧に対応できるので、「つい考えすぎて時間がかかる」「ミスしたくない」というHSPさんにピッタリです。

HSPさんにおすすめの派遣先

①事務

派遣の事務は以下のようなイメージです。

・データ入力や請求処理など、決まった業務を黙々と行う
・マニュアルがしっかりあるので突発的な業務が少ない
・同じ業務をしている派遣がほかにもいることが多いので質問しやすい


正社員だと手が届かなかった会社に入れるのも派遣の良いところ。憧れの会社で事務として働くと、モチベも上がって、仕事が楽しみになります。

②リモートワークOK

派遣でリモートワークができる会社もかなり増えています。募集要項に書かれていなくても、相談次第で対応できる場合もあるので確認してみてください。

私はお菓子を食べるときも周りの目を気にしてしまうので、リモートだとかなり気持ちが楽です!

③電話対応が少ない

以下の理由から、HSPさんは電話が苦手なのかなと思っています。

・準備ができないため怖い
・緊張して咄嗟の判断ができない
・リアルタイムで回答しなければならないプレッシャーがある
・電話が鳴ったら先輩より早くとらなきゃ!と思って業務に集中できない


できれば電話は出たくないですよね。電話対応がない会社はありますが、数は少ない印象です。
電話対応があるときは、以下の質問をして、自分が対応できる範囲か見極めましょう。

1.電話の内容は、問い合わせですか?社員への取り次ぎですか?
2.問い合わせの場合、折り返しで回答することは可能ですか?
3.電話の相手は、社外ですか?社内ですか?

1.社員への取り次ぎの場合は、電話を繋ぐだけなので慣れてしまえば問題なくできると思います。(私はこれでも最初は緊張して震えていました。)

2.問い合わせの場合、折り返しOKであれば、しっかり調べて回答を作ることができるので負担は少ないかと思います。ただ、リアルタイムで回答することを基本としているのであれば、知識が付くまではしんどい思いをするかもしれません…。

3.社外と社内でプレッシャーが全然違います。社内であれば、部署や名前が明らかなのでクレームに発展することはほとんどありません。また、多少の失礼があっても許されます(と思っているだけですが…。)

HSPさんにとって電話対応の有無ってかなり重要ポイントだと思います。
ここだけは慎重に確認して、自分にとってより良い環境を見つけていただきたいです!

④職場見学をさせてもらう

実際に働く職場の雰囲気を見ることはとても大切です。採用に関する派遣先とのやり取りは、派遣会社の営業さんがやってくれるので、お願いしてみるといいかもしれません。

私も実際に見学をさせてもらいました。席の距離感や、電話が鳴る頻度、社員同士の雰囲気などを見ることができて、派遣先を決める上でとても参考になりました。

派遣の不安を払拭する方法

派遣が向いているのは分かったけど、やっぱり正社員を辞めるには不安が多すぎる…。

わかります!正社員を辞めていいのか、私もかなり悩みました。
「大学を出たのに」「友人はバリバリ働いているのに」「派遣で生きていけるんだろうか」

それでも私は、正社員より派遣社員の方が精神的に安定すると思い、派遣社員を選びました。
その際に、次の3つを意識することで、派遣社員になるうえでの不安を払拭することができました。

①生活費を見直す

派遣はほとんどの場合、正社員より収入が減ってしまいます。
正社員の頃と同じようにお金を使っていたら、金銭的に余裕がなくなる可能性が高いです。

固定費の見直しや、家計簿の活用など、お金と向き合ってみるいい機会になるかもしれません。

②時間を有効活用する

定時で上がると、業後の自由時間がたっぷりあります。
その時間をだらだら過ごしてしまうのはとてももったいないです。

せっかくの自由時間は、勉強したり、副業したり、本を読んだり、生産性を意識して過ごしてみてください。

業後の時間を有効に使うことで、自己肯定感が上がり、周りの目を気にしなくなりました!

③副業を検討する

副業は、お金の不安と、時間の使い方の両方を解決してくれます。
最初は稼ぐよりも、趣味感覚でやってみることで楽しく続けることができます。

まとめ

実際に派遣社員として働いていますが、HSPさんは派遣社員に向いていると思います。
正社員から派遣社員になる決断は、かなり迷うと思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです。

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